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富山県立山町の原因・理由表現会話例
解説 会話例1 会話例2
富山県立山町富山県中新川郡立山町
 立山町は、富山県の中央から東南に広がる町である。その北部は平野が広がる農村地帯で、東南部は立山連峰を含む山岳地帯となる。この会話の話者の生育地・現住地は、富山市に近い、平野部の農村地帯にある。
 富山県の原因・理由表現は、多様な形式が混在し、やや複雑な分布を見せる。この立山町の高年層では、中国・四国など西日本に広く分布するケー・ケンと同語源と見られるケニが優勢である。
 会話例の話者は、80代の男性である。この話者は、原因・理由表現として、ケニのほか、共通語的なカラも用い、ほかに述部に制限のあるモンデ、モンダケニ、モンダカラも使用する。この会話例では全てケニを用いている。
話者情報
[話者A・B]生年:1924年 性別:男性 生育地:富山県立山町
[調査時期]2008年1月
[調査報告者]小西いずみ
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