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関西(大阪・京都)の原因・理由表現会話例
解説 会話例1 会話例2
関西(大阪・京都)関西(大阪府豊能郡豊能町・京都府京都市)
 大阪府豊能郡豊能町は、大阪府北部・兵庫県東部・京都府亀岡市の境界に位置する。隠れキリシタンの里としても知られており、山深いところである。摂津方言域に属する当地域では、もともと能勢方言という伝統的方言が話されていたが、近年は新興住宅地が多くなり、伝統的方言はあまり聞かれなくなってきた。
 京都市は、京都府南部に位置し、観光地として知られている。京都市方言は「おいでやす」などの特徴的な表現が知られているが、基本的に近隣の関西方言と似た言語的特徴を持つ。
 関西方言の原因・理由表現には、サカイ(ニ)とシが用いられる。シは並列を表す接続助詞から発達したものである。この会話表現では、サカイとシを用いているが、会話例中の原因・理由表現のどの例文でも用いることができる。
話者情報
[話者A]生年:1974年 性別:女性 生育地:大阪府豊能郡豊能町
[話者B]生年:1973年 性別:男性 生育地:京都府京都市
[調査時期]2010年1月
[調査報告者]高木千恵・松丸真大
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