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> 東京都新宿区
調査概要
1.「から」と「ので」の用法
1-1.事態の原因(接続調査を兼ねる)
1-1-1
[1]
マイニチ アメガ フル
カラ
センタクモノガ カワカナイヨ。
[2]
マイニチ アメガ フル
ノデ
センタクモノガ カワキマセン。
1-1-2
[1]
マイニチ アメダ
カラ
センタクモノガ カワカナイヨ。
[2]
マイニチ アメナ
ノデ
センタクモノガ カワキマセン。
1-1-3
[1]
テンキガ イー
カラ
センタクモノガ ヨク カワク。
[2]
テンキガ イー
ノデ
センタクモノガ ヨク カワキマス。
1-1-4
[1]
コノ ヘヤワ シズカダ
カラ
シゴトニ シューチューデキルヨ。
[2]
コノ ヘヤワ シズカナ
ノデ
シゴトニ シューチューデキマス。
1-1-5
ユーベ オーアメガ フッタ
カラ
ジメンニ ミズタマリガ デキテルヨ。
1-1-6
コドモダ
カラ
ワカラナカッタンダヨ。
1-2.行為の理由(後件のモダリティ制限の調査を兼ねる)
1-2-1
[1]
タイチョーガ ワルイ
カラ
シゴトオ ヤスムコトニ シタ。
[2]
タイチョーガ ワルイ
ノデ
シゴトオ ヤスムコトニ シマシタ。
1-2-2
タイチョーガ ワルイ
カラ
キョーワ シゴトオ ヤスモー。
1-2-3
[1]
ヨミチワ クライ
カラ
イッショニ カエロー。
[2]
ヨミチワ クライ
ノデ
イッショニ カエリマショー。
1-2-4
アカチャンガ ネテイル
カラ
シズカニシロ。
1-2-5
アカチャンガ ネテル
カラ
シズカニシテ。
1-2-6
キョーワ アメガ フル
カラ
カサ モッテッテ。
1-3.判断の根拠
1-3-1a
ホシガ デテル
カラ
アシタモ イー テンキダロー。
1-3-1b
A:アシタモ イー テンキニ ナルダロー。
B:ドーシテ ワカルノ?
A:ン ホシガ デテル
カラ
。
1-3-2
ヒダリテノ クスリユビニ ユビワオ ハメテル
カラ
ケッコン シテルンダヨ。
1-3-3
セキガ デルシ ネツッポイ
カラ
カゼオ ヒータノカモシレナイ。
1-3-4
サッキ シンブンハイタツノ オトガ シタ
カラ
ゴジオ スギタンダロー。
1-4.発言・態度の根拠
1-4-1
アブナイ
カラ
コノ カワデワ アソンジャ ダメダヨ。
1-4-2
カゼオ ヒクト イケナイ
カラ
アツギオ シテ デカケナイ?
1-4-3
キョーノ シゴトワ ゼンブ オワッタ
カラ
モー カエロー。
1-5.理由を表さない用法
1-5-1
スグニ モドッテクル
カラ
ココデ マッテテ。
1-5-2
イチドデ イー
カラ
ピラミッドニ ノボッテミタイ。
1-5-3
オネガイダ
カラ
オカネオ カシテクダサイ。
1-5-4
クルマオ ヨンデアゲル
カラ
スグニ ビョーインニ イキナサイ。
1-5-5
ツクエノ ウエニ オイテアル
カラ
ボクノ サイフオ トッテキテクレナイ?
1-6.原因・理由節の述語用法(XはYからだ)
1-6-1
A:キモチ ワルーイ。
B:アンナニ タクサン ノム
カラ
ダヨ。
1-6-2
A:キョーワ デパート コンデルネー。
B:ン ニチヨービダ
カラ
ダローネ。
1-6-3
A:サイキン タローノ キゲンガ ワルインダヨー。
B:ンー オマエガ ジローノ コトバッカリ ホメル
カラ
ジャナイ?
1-6-4
A:サイキン タローノ キゲンガ ワルインダヨー。
B:ンー ボクガ ジローノ コトバッカリ ホメル
カラ
カナー。
1-6-5
A:サイキン タローノ キゲンガ ワルインダヨー。
B:ンー ジローバッカリ ホメラレル
カラ
カモシレナイネー。
1-6-6
A:ヒッコシノアトネ パソコンノ チョーシガ ワルインダケド。
B:ン ソレワ ハコブトキニ オトシタ
カラ
ニチガイナイヨ。
1-7.従属節内のモダリティ表現
1-7-1.伝聞・推定表現など
1-7-1-1
コンヤワ アメガ フルソーダ
カラ
ハヤメニ カエロー。
1-7-1-2
コンヤワ アメガ フルラシー
カラ
ハヤメニ カエロー。
1-7-1-3
コンヤワ アメガ フリソーダ
カラ
ハヤメニ カエロー。
1-7-1-4
ドーモ ネツガ アルヨーダ
カラ
ハヤメニ カエルコトニシタ。
1-7-1-5
アメガ フルカモシレナイ
カラ
カサオ モッテキタヨ。
1-7-2.推量表現
1-7-2-1
アメガ フルダロー
カラ
カサオ モッテイッタラ。
1-7-2-2
ヤマデワ カナリ ユキガ フッタダロー
カラ
ナダレガ シンパイダネー。
1-7-2-3
タイシタ アメニワ ナンナイダロー
カラ
カサワ モッテイカナイ。
1-7-2-4
ソトワ サムイダロー
カラ
アツギオ シテ デカケヨーネ。
1-7-2-5
コノブンダト アシタモ アメダロー
カラ
エンソクワ チューシニ ナルダローネ。
1-7-3.丁寧表現
1-7-3-1
チョット ハナシガ アリマス
ノデ
ココニ キテクダサイ。
1-7-3-2
キケンデス
ノデ
カケコミジョーシャワ ヤメマショー。
1-7-3-3
クニノ リョーシンガ タズネテキマス
ノデ
キョーワ スコシ ハヤメニ カエラセテイタダイテモ ヨロシーデスカ。
1-8.文末用法
1-8-1.倒置
1-8-1-1
ココデ チョット マッテテ。 スグ モドッテクル
カラ
。
1-8-1-2
チョット ゴセンエン カシテ。 ゲツマツマデニ カエス
カラ
。
1-8-1-3
エキマデ ムカエニ キテ。 シチジニ ツク
カラ
。
1-8-2.終助詞的用法
1-8-2-1
アトデ モー イチド デンワ スル
カラ
。
1-8-2-2
チョット デカケルケド オヤツ プリン レーゾーコニ ハイッテル
カラ
ネ。
1-8-2-3
キミノ コト ケッシテ ワスレナイ
カラ
。
1-8-2-4
オトーサンニ イーツケテヤル
カラ
ナ。
1-8-2-5
ゴジマデ エキマエノ キッサテンニ イル
カラ
。
1-8-2-6
チョット スーパーマデ カイモノニ イッテクル
カラ
。
1-8-2-7
ヒミツオ バラシタラ タダデワ オカナイ
カラ
ナ。
2.「のだから」の用法
2-1.「から(ので)」との相違
2-1-1a_1
ジカンガ ナイ
カラ
イソイダ。
2-1-1a_2
×ジカンガ ナイ
ンダカラ
イソイダ。
2-1-1b_1
ジカンガ ナイ
カラ
イソゴー。
2-1-1b_2
ジカンガ ナイ
ンダカラ
イソゴー。
2-1-1c_1
ジカンガ ナイ
カラ
イソゲ。
2-1-1c_2
ジカンガ ナイ
ンダカラ
イソゲ。
2-1-2_1
テンキガ イー
カラ
サンポニ デカケタヨ。
2-1-2_2
×テンキガ イー
ンダカラ
サンポニ デカケタヨ。
2-1-3_1
マイニチ アメガ フル
カラ
センタクモノガ カワカナインダヨ。
2-1-3_2
×マイニチ アメガ フル
ンダカラ
センタクモノガ カワカナインダヨ。
2-1-4_1
ユーベ オーアメガ フッタ
カラ
ジメンニ ミズタマリガ デキテル。
2-1-4_2
×ユーベ オーアメガ フッタ
ンダカラ
ジメンニ ミズタマリガ デキテル。
2-2.意味・用法(接続調査を兼ねる)
2-2-1.確かな事実とその当然の結論
2-2-1-1_1
?コンナニ ガンバッタ
カラ
コンドワ ウマクイクハズダ。
2-2-1-1_2
コンナニ ガンバッタ
ンダカラ
コンドワ ウマクイクハズダ。
2-2-1-2_1
?ダイジナ ハナシオ シテル
カラ
コドモワ アッチエ イッテナサイ。
2-2-1-2_2
ダイジナ ハナシオ シテル
ンダカラ
コドモワ アッチエ イッテナサイ。
2-2-1-3_1
×コッチワ シンケンダ
カラ
カラカワナイデヨ。
2-2-1-3_2
コッチワ シンケンナ
ンダカラ
カラカワナイデヨ。
2-2-2.聞き手に関する情報−行動要求・認識要求
2-2-2-1_1
×ワカイ
カラ
イチドヤ ニドノ シッパイデ クヨクヨ スルナヨ。
2-2-2-1_2
ワカイ
ンダカラ
イチドヤ ニドノ シッパイデ クヨクヨ スンナヨ。
2-2-2-2_1
×ジュケンセーダ
カラ
モット シンケンニ ベンキョー シナサイ。
2-2-2-2_2
ジュケンセーナ
ンダカラ
モット シンケンニ ベンキョー シナサイ。
2-2-2-3_1
×セッカク リューガク スル
カラ
チャント ベンキョー シテキナヨ。
2-2-2-3_2
セッカク リューガク スル
ンダカラ
チャント ベンキョー シテキナヨ。
2-2-3.後件が聞き手の利益になる事柄の場合
2-2-3-1
ジカンワ マダ ジューブン アル
ンダカラ
ユックリ シテッテ。
2-2-3-2
チャンスワ マダ アル
ンダカラ
ゲンキオ ダシナ。
2-2-3-3
モージキ タイイン デキル
ンダカラ
アト スコシノ シンボージャナイ。
2-2-4.倒置
2-2-4-1
カラダニ キオ ツケナ。 モー ワカクナイ
ンダカラ
。
2-2-4-2
ジブンデ キメナヨ。 モー コドモジャ ナイ
ンダカラ
。
2-2-4-3
ソリャ シンパイ スルヨ。 オヤナ
ンダカラ
。
2-2-5.終助詞的用法
2-2-5-1
ボク ゼッタイニ カノジョト ケッコン スル
ンダカラ
。
2-2-5-2
コッチガ アマイ カオオ スルト スグ チョーシニ ノル
ンダカラ
。
2-2-5-3
アイツッタラ マッタク サケグセガ ワルイ
ンダカラ
。
3.接続詞「だから」の用法
3-1.接続助詞「から」の文に言い換えられ,前件・後件が同一の話し手によるもの
3-1-1
コノゴロワ マイニチ アメガ フルネ。
ダカラ
センタクモノガ カワカナインダネ。
3-1-2
モー イエオ デル サンジュップンマエダヨ。
ダカラ
ハヤク オキナサイ。
3-1-3
スグ モドッテクルネ。
ダカラ
ココデ マッテテ。
3-2.接続助詞「から」の文に言い換えられ,前件・後件の間に話者交替があるもの
3-2-1.相手の発話中の事態Pを受け,それから導かれる帰結Qを述べるもの
3-2-1-1
A:コノゴロ マイニチ アメガ フルネー。
B:ウン。
ダカラ
センタクモノガ カワカナクテ コマルンダヨ。
3-2-1-2
A:キョー アメ フルソーダネー。
B:ン
ダカラ
カサオ モッテイキナ。
A:ハーイ。
3-2-2.聞き手に結論を求めるもの
3-2-2-1_1
A:タイヘンダヨ。 アメガ フッテキタヨ。
B:
ダカラ
ドーシタッテ ユーノ?
3-2-2-1_2
A:タイヘンダヨ。 アメガ フッテキタヨ。
B:
ダカラ
ナンナノ?
3-2-2-1_3
A:タイヘンダヨ。 アメガ フッテキタヨ。
B:
ダカラ
?
3-2-3.相手の発話中の事態や発話時の状況Pが,既知の事態Qの原因・理由であると認定するもの
3-2-3-1
A:ジコデ デンシャガ オクレテルソーダヨ。
B:ソッカ。
ダカラ
ミンナ マダ コナインダ。
3-2-3-2
コレ
ダカラ
レンキューニ デカケルノワ ヤナンダヨ。
3-2-3-3
アレ
ダカラ
レンキューニ デカケルノワ ヤナンダヨ。
3-2-4.相手の発話中の事態や発話時の状況Pが,既に行った発話行為Qの理由であると認定するもの
3-2-4-1_1
ダカラ
ヤメトケッテ イッタンダヨ。
3-2-4-1_2
ダカラ
ヤメトケッテ イッタダロ。
3-2-4-1_3
ダカラ
ヤメトケッテ イッタジャナイカ。
3-2-4-2
ダカラ
サワルナッテ イッタジャナイカ。
3-3.接続助詞「から」の文に言い換えられず,「あなたもわかっているはずなのに」という話し手の態度を表すもの
3-3-1.「あなたが…と言うから私は〜と言う」という発話行為間の因果関係があるもの
3-3-1-1_1
A:サッキ タノンダ シゴト チャント ヤッテネー。
B:ウン キョージューニ ヤルヨ。 イマ チョット イソガシクテ デキナインダ。
A:アシタマデニ ヤッテヨー。
B:ン
ダカラ
キョージューニ ヤルッテ イッテルジャナイ。
3-3-1-1_2
A:サッキ タノンダ シゴト チャント ヤッテネー。
B:ウン キョージューニ ヤルヨ。 イマ チョット イソガシクテ デキナインダ。
A:アシタマデニ ヤッテヨー。
B:
ダカラ
キョージューニ ヤルヨ。
3-3-1-2_1
A:キョーワ オネガイガ アッテ キタンダケドー。
B:ウン ナニ。 ハナシテミテ。
A:トッテモ ダイジナ コトナンダー。
B:
ダカラ
ハナシテミナサイッテ。
3-3-1-2_2
A:キョーワ オネガイガ アッテ キタンダケドー。
B:ウン。 ナニ ハナシテミテ。
A:トッテモ ダイジナ コトナンダー。
B:
ダカラ
ハナシテミテ。
3-3-2.発話行為間の因果関係がないもの
3-3-2-1
A:サッキ タノンダ シゴト ヤッテクレタ?
B:エ ナンノ コト?
A:
ダカラ
ゴゼンチューニ タノンダ アノ シゴトダヨ。
B:ア ワスレテタ。
3-3-2-2
A:キョー チョード タナカサンニ アッタヨ。
B:ドノ タナカサン?
A:
ダカラ
キノー ハナシテタ サンチョーメノ タナカサン。
B:ア ソー。
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