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原因・理由表現とは

前田 直子

1.原因・理由表現とは
 二つの事態を1文で表現する場合、その両者の関係はさまざまに捉えることができるが、中でも二つの事態が時間的に前後して起きる場合、その両者は時間的な関係としても捉えることができるし、因果関係として捉えることもできる。
  ・ボタンを押した時、お湯が出た。
  ・ボタンを押すと、お湯が出た。
因果関係として捉えると言うことは、先に起こった事態が後から起こった事態を引き起こすという関係を認めるということである。
 因果関係、すなわち、先に起こった事態が後から起こった事態を引き起こすという因果関係は、まだ実現していない事態に対しても認めることができる。
  ・ボタンを押せば、お湯が出る(だろう)。
このような未実現の事態における因果関係は、一般に仮定的な順接条件として表される。一方、二つの事態が既に実現ずみの場合は、原因・理由の表現として表される。
  ・ボタンを押した{から/ので}、お湯が出た。
原因・理由表現は事実的な因果関係をもつ2つの事態が結びつけられた文であり、複数の事態の関係を表す基本的な表現の一つであると言える。

2.原因・理由を表すさまざまな形式
 現代日本語において、原因・理由を表す形式は数多くあるが、もっとも基本的な形式は、まず「から」と「ので」であろう。
 「から」と「ので」は「接続助詞」と呼ばれる形式であるが、格助詞「から」「で」と用法の上で連続性が観察できる。
  ・働き過ぎから病気になった。
  ・働き過ぎ病気になった。
 「から」は「ので」と異なり、さらに他の助詞と結びついて、新たな原因・理由表現となったものに「からこそ」「からには」がある。
 文末の「のだ」という形式が「から」に接続した「のだから」は、「から」とは異なる性質を持つ。
 「から」「ので」の他に、現代日本語において重要な原因・理由表現に「て」および「し」がある。
 その他、原因・理由を表す表現には、次のようなものがある。

「ために」「ばかりに」「あまりに」「せいで」「おかげで」「だけに・だけあって」「以上」「上は」「限りは」「結果」「手前」「ものだから・もので・(もの)ゆえ」「ことだから・ことだし・こともあって」「からか・ためか・のか」

3.「から」と「ので」をめぐる問題
 「から」と「ので」は原因・理由を表す最も基本的な形式であり、その表す意味も共通性が高い。両者の違いを見るためには、まず形式的な相異を確認する必要がある。

3.1 形式的な相異点
(1)従属節の接続形の違い
 「から」は終止形接続、「ので」は連体形接続であり、ナ形容詞・名詞述語文の接続形が異なる。

(2)従属節に入る文末形式の違い
 「だろう・でしょう、まい、のだ」の接続の可否が異なり、「から」のみ接続する。この点からは、「から」はC類、「ので」はB類(南1974)と位置づけられる。また、そのことから、「から」は連体修飾節に入りにくいことが指摘される(三上1953)。
  ・頭が痛かったので学校を休んだ太郎は、昨日の事件のことはまだ知らない。
  ・頭が痛かったから学校を休んだ太郎は、昨日の事件のことはまだ知らない。

(3)述語用法
 「だ」を伴って文の述語となる述語用法も、「から」のみが可能である。
  ・ストーブを入れたのは、寒くなったからだ。
このことから「からか」という表現も「から」は可能であるが、「ので」は不可である。

(4)とりたて助詞との複合
 とりたて助詞と複合し、様々な原因・理由を表す用法が「から」のみにある。
  ・太郎は、花子を愛していたからこそ、彼女と別れた。
  ・太郎が花子と別れたからには、もう何も障害はない。
  ・太郎が花子と別れたからといって、全てが解決したわけではない。
  ・子供でも難しいくらいだから、大人にはとてもできそうにない。

(5)終助詞的用法
 文末を「から」で言い終わり、「から」が終助詞的な意味・機能を果たすと見られる場合がある。
  ・じゃ、行って来るから
  ・あなたって本当にずるいんだから
「ので」については、主節を省略した言い方は可能であろうが、「から」ほど終助詞的な機能は発達させていないと言える。

(6)主節の文のタイプ
 「から」には制約はないが、「ので」は、普通体の行為要求の文の従属節には用いにくく、ただし、主節が丁寧体であれば、「ので」も用いられると一般には言われている。
  ・あぶない{から/?ので}やめろ。
  ・あぶない{から/ので}やめてください。
また、主節が意志・表出を表す場合も「から」の方がより適切であると言われるが、こちらについては、行為要求の場合ほど厳しくはない。
  ・ねえさん。寝台車が来たので、お棺を協会の控え室へ移すよ。(岩崎1996)

3.2 形式的な類似点
(1)丁寧体への接続
 丁寧体への接続は「から」「ので」ともに可能である。ただし、丁寧体の文体、すなわち主節末が丁寧体である場合に従属節の述語が丁寧体になるかどうかについては、両者には異なりがある。「から」は丁寧体にするほうが適切であるが、「ので」は普通体のままでも丁寧度が保たれる(三上1953)。
  ・雨が降りますから、遠足はやめました。
  ・雨が降るので、遠足はやめました。
このことを最初に指摘したのは三尾(1942)であり、それによると、従属節が丁寧体になる割合が、「から」の場合は73%、「ので」は28%との調査結果が提示されている。

(2)主題を含むことができるか
 主題を含むことができるかについては、「から」「ので」ともに可能であり、従属節の主語が主節の主語と異なる場合、従属節の主語は「が」で表される場合も「は」で表される場合もある。両者の使い分けは主節における原則によって決まる。
・日本{×が/は}周りを海に囲まれている{から/ので}、日本人は昔から魚をよく食べた。
・雨{が/×は}急に降り出した{から/ので}、急いで洗濯物を取り込んだ。

3.3 意味的な相異
 「から」と「ので」の意味的な相異については、積極的には認めない立場と、積極的に認めようという立場があろう。後者については、上に見たような「形式的な相異」から、どのような意味的な違いを認めるかということが問題になるが、それに関しては、永野(1952)がほぼ「から」は主観的、「ので」は客観的と述べて以降、多くの研究があるものの、置き換え可否の判断も含めて、現在までの段階では、両者ともに使用される場合の意味的な違いが明確になっているとは言い難いといえる(岩崎1995)。

4.「から」と「ので」の用法
 複文の前件を構成する「から」および「ので」には、次の5つの用法がある。
  (1)事態の原因
  (2)行為の理由
  (3)判断の根拠
  (4)発言・態度の根拠
  (5)理由を表さない用法

4.1 事態の原因(1-1)
 主節が具体的な事実・事態を表し、従属節が主節の事態そのものを引き起こす原因・理由を表す場合である。「から」「ので」どちらも用いられる。「から」は、田窪(1987)の言うB類の「から」に当たる。
  ・毎日雨が降る{から/ので}、洗濯物が乾かない。
  ・毎日雨{だから/なので}、洗濯物が乾かない。
  ・天気がいい{から/ので}、洗濯物がよく乾く。
  ・この部屋は静か{だから/なので}、仕事に集中できる。
  ・夕べ大雨が降った{から/ので}、地面に水たまりができている。
  ・子供{だから/なので}、分からなかった。

4.2 行為の理由(1-2)
 主節に話者の意志的な行為や聞き手に対する働きかけが現れ、その行為を行う理由が「から」「ので」によってされる。主節が叙述である場合は「から」「ので」ともに用いられるが、意志や勧誘・命令・依頼が普通体で現れる場合は一般に「から」の方が「ので」より用いられる。
  ・体調が悪い{から/ので}、旅行には行かないことにした。(叙述)
  ・元気が出る{から/ので}、今日の晩ご飯はウナギにしよう。(意志)
  ・夜道は暗い{から/ので}、一緒に帰ろう。(勧誘)
  ・雨が降る{から/ので}、傘を持って行け。(命令)
  ・赤ん坊が寝ている{から/ので}、静かにしてくれないか。(依頼)
主節のモダリティを基準に考えれば、叙述は、4.1の「事態の原因」として扱い、意志・勧誘・命令・依頼は、4.4の「発言・態度の根拠」として扱うことも可能である。

4.3 判断の根拠(1-3)
 主節に判断を表す文が来る場合には、2つのタイプがある。
  ・雨が降ったから、道がぬれているのだろう。……(1)
  ・雨が降ったから、道がぬれているだろう。 ……(2)
(1)は、道がぬれているのを見て、その理由が「雨が降ったからだ」と推量している。この「から」は「事態の原因・理由」を表していると考えられるB類の「から」である。一方、(2)は、道がぬれているかどうかは分からないが、雨が降ったことは分かっているので、それを根拠に「道がぬれている」と推量している。(2)のような場合、前件は、後件事態を引き起こした原因を表すのではなく、後件の判断(ここでは推量)の根拠を表している。「から」「ので」ともに用いられる。
 判断の根拠を表す場合、主節には判断を表す様々な形式が現れる。
・道が濡れているから、雨が{×降った/降った(の)だろう/降ったににちがいない/降ったかもしれない/降ったはずだ/降ったようだ/降ったらしい}。
 判断の根拠を表す場合、前件が後件を引き起こしているのではなく、むしろ、前件を引き起こすのが後件事態であるということもある。
  ・頭痛がしなくなってきたから、薬が効いてきたようだ。
  ・左手薬指に指輪をはめているから、結婚しているに違いない。
「薬が効いたから頭痛がしなくなった」「結婚しているから指輪をはめている」といえるからである。このように、判断の根拠を表す場合は、前件の原因・理由と後件の判断内容とで、時間的な前後関係が逆転することも可能である。
 判断・伝達態度の根拠を表す原因・理由文では、前件にも未実現の事態が来る場合がある。
  ・社長が来るらしいから、今日の食事はきっと豪華だろう。
  ・未成年も参加するだろうから、ジュースも用意しておいてください。

4.4 発言・態度の根拠(1-4)
 主節に、聞き手に対する働きかけや話し手の意志などの発言や態度が現れ、そのような発言・態度の根拠を表す場合がある。「から」「ので」ともに用いられるが、文が普通体の場合は一般に「から」の方が「ので」より用いられる。この「から」は、田窪(1987)の言うC類の「から」に当たる。
  ・危ない{から/ので}、この川では遊ぶな。
  ・風邪をひくといけない{から/ので}、厚着をして出かけなさい。
  ・今日の仕事は全部終わった{から/ので}、もう帰ろう。

4.5 理由を表さない用法(1-5)
 原因・理由文の中には、原因・理由を表しているとはいい難いものがある。
・すぐタクシーを呼ぶから、これから病院へ行きなさい。
・待合室で待たせてもらいますから、父に昼休みになったら来るように伝えてください。
・ここに、医者の電話番号も書いてありますから、疑問点は何でもきいてください。
 これらの「から」「ので」節は、「なぜそうするのか」「なぜそう判断・命令するのか」を表してはいない。つまり後件の論理的な理由や根拠ではない。これらの前件が表しているのは、後件の実行を可能にし、促進させる事柄であり、「まだ起こっていない後件事態の実現が可能になるのは前件が成立する(あるいは、現に成立している)からである」ということが述べられている。
 また、次のような場合もある。
  ・これから答えを言いますから、注意して聞いてください。
  ・A「佐藤さんの電話番号、知ってる?」
   B「うん」
   A「じゃあ、あとで電話するから、その時教えて」
これらの文では、主節の命令「注意して聞いてください」「その時教えて」だけでは情報が不足していて、それぞれ「何を聞くか」、「その時とはいつか」が不明である。その不明の部分を原因・理由節が説明している。
 後件の実現を助ける用法では、主節は、命令・禁止・依頼・勧誘など、未実現の事態であって、聞き手に何らかの行為をするように(禁止の場合は、しないように)働きかける表現が来る。中でも前件が話し手の行為を表し、後件に聞き手の行為が来て、それを命令・依頼する場合がもっとも典型的である。
  ・6時には戻りますから、それまでお待ちください。
  ・すぐ医者を呼ぶから、ここで寝ていなさい。
主節には意志・希望の表現も来ることができる。
  ・[独話]どうせ明日会うから、その時に言おう。
  ・[独話]彼女の半分でいいから英語がうまくなりたい。
 また、次のような原因・理由節は、後件の実現をできるだけ容易にする条件や、実現を強く望む話し手の伝達態度を表すために用いられている。これらは前置き的な慣用的表現である。
  ・一度でいいから、ピラミッドに登ってみたい。
  ・お願いですから、お金を貸してください。

5.「のだから」
 「のだから」は「のだ」といういわゆる説明のモダリティ形式に「から」が続くかたちであるが、「から」とはかなり異なる特徴を持つ。
 もっとも重要な特徴は、単に事実を描写するだけの文では用いられない点である。
・熱が出た{から/ので/×んだから/×からには/×以上/×うえは}、休みました。
・時間がないから{急いだ(事実の叙述)/急ごう(意志)/急げ(命令)}。
・時間がないんだから{×急いだ(事実の叙述)/急ごう(意志)/急げ(命令)}。
「のだから」の主節には、次に見るように制約があり、そこに「のだから」の意味的な特異性も現れている。

5.1 確かな事実とその当然の結論(2-2-1)
 「のだから」は主節にあらわれる表現に制約がある。主節には、必然的な判断、聞き手に行為の実行を働きかける表現、話し手の意志や希望などが現れる。こうした表現では、前件を確かな事実として示し、そこから必然的に、あるいは当然、後件で示される事態が実現されなければならないという話し手の気持ちが表される。
・これだけ大勢の選手が海外で活躍している{のだから/からには/以上/うえは}、いずれ帰国ラッシュの時が来るだろう。
・こんなに頑張った{?から/んだから}、今度はうまくいくはずだ。
・大事な話をしている{?から/んだから}、子供はあっちへ行ってなさい。
・こっちは真剣{×だから/なんだから}、からかわないでくれよ。

5.2 聞き手に対する情報−行為要求・認識要求(2-2-2)
 命令・依頼など、聞き手に行為実行を働きかけたり、認識を要求したりする場合には聞き手に対する非難のニュアンスを帯びることがある。ある行為や認識を聞き手に要求するというのは、聞き手がそのような行為を行っていない、あるいはそのような認識を行っていないからである。そのことに対する非難のニュアンスを帯びることになる。
  ・若い{×から/んだから}、1度や2度の失敗でくよくよするな。
  ・受験生{×だから/なんだから}、もっと真剣に勉強しなさい。
  ・せっかく留学する{×から/んだから}、ちゃんと勉強して来いよ。

5.3 後件が聞き手の利益になる事柄の場合(2-2-3)
 一方で「のだから」は常に非難のニュアンスを帯びるわけではない。聞き手がまだ未実現のある行為を行うことによって利益を得る場合には、「のだから」は強い好意の表現や、勇気づけ・慰めといった、聞き手に対する話し手の好意的な態度を表すことになる。
  ・時間はまだ十分あるんだから、ゆっくりしていってくれ。
  ・チャンスはまだあるんだから、元気を出せよ。
  ・もうじき退院できるんだから、あと少しの辛抱じゃないか。

5.4 倒置(2-2-4)
 「のだから」は、従属節に述べた事実をふまえれば、主節の事態が当然成立するという話し手の強い態度を示すものであり、話し手の主張は主節の方にある。そのため、倒置されることがよくある。
  ・体に気をつけろよ。もう若くないんだから。
  ・自分で決めろよ。もう子供じゃないんだから。
  ・そりゃ心配するよ。親なんだから。

5.5 終助詞的用法(2-2-5)
 倒置される場合が多いことは、終助詞的な用法を確立させる原因であろう。「のだから」には文末に現れる終助詞的な用法がある。この場合、普通ではない特別な事態に対する、話し手の評価や強い決意を聞き手に訴えたり、話し手自身が改めてそうした事態を認識した場合に用いる。
  ・私、絶対に彼と結婚するんだから。(決意)
  ・こっちが甘い顔をすると、すぐ調子にのるんだから。
  ・あの男ときたら、まったく酒癖が悪いんだから(困ったやつだ)。

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