私たちが普段何気なく行う会話においては、円滑なコミュニケーションが成り立つように、さまざま工夫と配慮が行われています。このサイトでは、社会言語学の研究手法の1つである談話分析 (Discourse Analysis) の方法論を学び、「自分たちの日常会話がどのような意図や配慮によって行われているか」を観察するために、ロールプレイ会話の音声収録・文字化資料を公開しています。ロールプレイ会話とは、2人の話者に「勧誘」や「依頼」などの場面設定を指定し、その設定された場面での会話を実演してもらう、というものです。
ここで公開するデータは、秋田大学教育文化学部専門教育科目「日本文化論講読演習」(平成18-20年度)で受講者を対象に実施した調査、および科学研究費補助金研究課題「日本語の配慮表現の多様性」(研究代表者:野田尚史(大阪府立大学))の共同プロジェクトにおいて実施した調査に基づくものです。
2009.1.26 日高水穂 |
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