ふたくちポストの地域差

「ふたくちポスト」とは、普通郵便と速達・大型郵便の差込口が分かれている郵便ポストのことです。西日本出身の私は、秋田に来たとき、ポストに郵便物を入れるときどうも「変な感じ」がしていました。どうしても差込口で一瞬迷うのです。これまで私が慣れてきたポストと何かが違うのです。最初「左右が逆なのかな?」と思いました。そこで西日本に出かけた折に確認し、さらに広島に住んでいる妹と東京に住んでいる妹に聞いてみたところ、いずれも秋田と同じで、左が普通郵便で右が速達・大型郵便です。でもやっぱりおかしい、で、そのうち気づいたのは、「文字の色が違う」ということでした。再び調べてみたところ、西日本のポストは「てがみ・はがき」という普通郵便を示す文字が「青」、「速達・大型郵便」の文字が「赤」なのです。一方、秋田を含め、東日本のポストは「てがみ・はがき」が「赤」、「速達・大型郵便」が「青」だったのです。私にとっては「赤」は注意を促す色で、「速達・大型郵便」という「特殊な」郵便の場合にふさわしいという理解があるのですが、どうも東日本では普通郵便にこそ「赤」ということのようです。その後、東西の境界にある富山は西日本タイプ、名古屋は東日本タイプであること、さらに千葉に「両方とも青」という新たなタイプがあることがわかりました。「調査」は現在も続行中です。

統一規格ポスト

【更新情報】
2005.6.14:三宮駅前ポスト(神戸市)、徳島大学構内ポスト(徳島市)追加
2006.8.5:須磨駅前ポスト(神戸市)、那覇市内ポスト(沖縄県那覇市)追加
2007.3.28:石川県観光物産館前ポスト(石川県金沢市)追加

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