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東京都新宿区の原因・理由表現会話例
解説 会話例1 会話例2
東京都新宿区東京都新宿区
 東京都新宿区は、東京23区のほぼ中央に位置し、東京都庁、大規模な商業施設・繁華街、オフィス街、新宿駅等を擁する、東京都の政治・商業・交通の中心地の一つである。区の東半の旧牛込区・四谷区地域は、江戸市中の西端にあたる。大都市という性質上、人口の大規模な流入・流出が続き、昼夜間人口比率が高く(253.5%:2005年)、人の流動が非常に激しい。代々当地で生まれ育った住民の割合はきわめて低く、安定した伝統的言語を保持する基盤は弱い。
 話者は、旧牛込区地域出身の40〜50代の男女であるが、伝統的東京方言の特徴である、ヒとシの混同や拗音の直音化はまったく見られない。原因・理由の表現としてはカラとノデを使用する。ノデが改まったスタイルで用いられやすいのに対し、カラにはそのようなスタイル上の制限がないため、録音では、一部の丁寧体の例文を除いて、カラが用いられている。
話者情報(下記は会話例1の話者設定。会話例2ではA・Bが逆になる。)
[話者A]生年:1961年 性別:女性 生育地:東京都新宿区
[話者B]生年:1955年 性別:男性 生育地:東京都新宿区
[調査時期]2006年11月
[調査報告者]三井はるみ
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