本荘のことばの特徴

 

●会話例●

飲み会に誘う

出産のお祝い

本を借りる

 

 

戻る

本荘のことばの特徴

秋田県の方言区画と本荘の位置

 秋田県由利地方(由利本荘市、にかほ市)は、古くから山形県庄内地方とのむすびつきが強く、ことばの面でも、庄内方言と共通する特徴を多く持つ。たとえば、庄内・由利方言では、推量の「だろう」に当たる表現が「でろ」となるが、これは、東北地方の大部分の方言が「べ」を使うのと一線を画する。
 本荘は、近世より本荘藩の城下町として発展した地域で、現在も由利地方の中心部である。この本荘町部の伝統的な方言を残す話者(旧本荘市町部出身の50代と60代の女性)に、本荘方言の特徴的な表現を盛り込んだ会話例を実演してもらった。会話の原案は、本荘市出身の佐藤勵子さん(1934年生まれ)の内省に基づいて作成したもので、本荘市教育委員会編(2004)に収録してある。今回、会話の収録を行った話者が使いやすいことばに、若干変更した箇所がある。

参考文献
秋田県教育委員会編(2003)『CD-ROM版秋田のことば』
 無明舎出版
佐藤勵子(1988)『本荘の話しことば』自家版
本荘市教育委員会編(2004)『本荘・由利のことばっこ』
 秋田文化出版

*詳細は「本荘・由利のことばの特徴」(PDF)