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電話の会話
(1)男・女(3年次)
(2)女・男(2年次)
(3)男・男(3年次)
(4)女・女(2年次)
(5)女・女(2年次)
(6)女・女(3年次)
(7)女・女(3年次)
(8)女(3年次)・女(2年次)
(9)女(2年次)・女(3年次)
 
概要

調査の目的:電話の会話は、「開始部−主要部−終了部」の構造を持つ。それぞれの部分にどのような言語的な特徴が現れるのかを分析する。

調査の方法:電話のかけ手と受け手に分かれ、かけ手側には以下の項目を伝えるようにあらかじめ指示をしておく。受け手側には電話の用件については知らせない。会話の音声の録音をする。
 

[伝える内容]
(a)現在あなたは友達数名と飲み会の最中です。電話の相手を誘ってください。
(b)来週の「日本文化論講読演習VIII」の授業が休講だということを飲み会に来ている友達から聞きました。それを電話の相手に伝えてください。
 
分析の観点:以下の表現がどのようなものであるかを見る。さらに、1・5については、かけ手側と受け手側のいずれが先導するかを見る。
1.開始部の表現
2.用件に入るまでの表現
3.用件(a)の切り出し方
4.用件(a)から用件(b)への切りかえの表現
5.終了部の表現
6.全般的なあいづちの現れ方(形式・頻度・現れるタイミング)

文字化の方法:録音した会話音声を以下の表記方法に従って文字化する。
(1) 漢字かな交じり文によって表記する。
(2) 記号は、以下のことを表す。
A:電話の受け手
B:電話のかけ手
//:直後の発話が次の発話者の発話と同時に始まったこと示す。
…:文中では言いよどみを表す。文末では文がとぎれた感じで話者交替が起きたことを表す。
?:疑問ではなく、上昇のイントネーションを表す。
(笑い):笑い声が生じた箇所。
{ }:発話に伴う非言語的な行動などの注記。
個人名の表記:
 会話の当事者を指す場合はA・Bの記号に置き換え、第三者は「○○」とする。