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秋田大学調査
場面1 文句を言う
授業の発表の話し合いをグループですることになっており、グループのメンバーが学生自習室に集まっている。ところが、待ち合わせの時間を30分過ぎても乙が来ない。
甲(電話のかけ手):乙に電話をかけて文句を言う。
乙(電話の受け手):言い訳をする。
甲:来るように言う。
乙:了解する。
グループ1
受け手
A
B
C
D
か
け
手
A 青森・女・4年
A→B
A→C
A→D
B 秋田・女・3年
B→A
B→C
B→D
C 青森・女・3年
C→A
C→B
C→D
D 福島・女・3年
D→A
D→B
D→C
グループ2
受け手
A
B
C
D
か
け
手
A 宮城・女・4年
A→B
A→C
A→D
B 新潟・女・3年
B→A
B→C
B→D
C 岩手・女・3年
C→A
C→B
C→D
D 秋田・女・3年
D→A
D→B
D→C
グループ3
受け手
A
B
C
D
か
け
手
A 山形・女・3年
A→B
A→C
A→D
B 秋田・男・2年
B→A
B→C
B→D
C 秋田・女・2年
C→A
C→B
C→D
D 秋田・男・2年
D→A
D→B
D→C
場面2 なぐさめる
甲(電話のかけ手):掲示板に乙の名前が貼り出されているのを見る。呼び出されたようなので、電話をかけてどうしたのか尋ねる。
乙(電話の受け手):落ち込んだ様子で、試験に落ちて呼び出されたことを告げる。
甲:なぐさめる。
乙:落ち込む。
甲:乙が納得するまでなぐさめる。
乙:納得したら甲に感謝する意を伝える。
グループ2
受け手
A
B
C
D
か
け
手
A 宮城・女・4年
A→B
A→C
A→D
B 新潟・女・3年
B→A
B→C
B→D
C 岩手・女・3年
C→A
C→B
C→D
D 秋田・女・3年
D→A
D→B
D→C
グループ3
受け手
A
B
C
D
か
け
手
A 山形・女・3年
A→B
A→C
A→D
B 秋田・男・2年
B→A
B→C
B→D
C 秋田・女・2年
C→A
C→B
C→D
D 秋田・男・2年
D→A
D→B
D→C
グループ4
受け手
A
B
C
D
か
け
手
A 秋田・女・3年
A→B
A→C
A→D
B 秋田・女・2年
B→A
B→C
B→D
C 秋田・女・2年
C→A
C→B
C→D
D 秋田・女・2年
D→A
D→B
D→C
場面3 お願いする
甲(電話のかけ手):今日、一緒に英語検定の試験官のバイトをする予定だった友人が、電車の運休のため来られなくなってしまった。代わりにバイトしてくれる人を探さなければならない。そこで乙にバイトをしてくれないかと電話をかける。
乙(電話の受け手):甲からの電話に眠くて不機嫌そうに出て、今の甲からの電話で起きたことを告げる。甲の依頼に対し、まだ眠いことや、友人との遊びを理由に断る。
甲:説得する。
乙:受諾する。
甲:時間と場所を伝える。
乙:了解する。
グループ1
受け手
A
B
C
D
か
け
手
A 青森・女・4年
A→B
A→C
A→D
B 秋田・女・3年
B→A
B→C
B→D
C 青森・女・3年
C→A
C→B
C→D
D 福島・女・3年
D→A
D→B
D→C
グループ4
受け手
A
B
C
D
か
け
手
A 秋田・女・3年
A→B
A→C
A→D
B 秋田・女・2年
B→A
B→C
B→D
C 秋田・女・2年
C→A
C→B
C→D
D 秋田・女・2年
D→A
D→B
D→C
《文字化の方法》
・漢字かな交じり文によって表記する。
・記号は、以下のことを表す。
A・B・C・D:話者
//:直後の発話が次の発話者の発話と同時に始まったことを示す。
…:文中では言いよどみを表す。文末では文がとぎれた感じで話者交替が起きたことを表す。
?:疑問ではなく、上昇のイントネーションを表す。
(笑い):笑い声が生じた箇所。
個人名の表記:会話の当事者を指す場合はA・B・C・Dの記号に置き換え、第三者は「○○」とする。
調査時期:2007年10月 実施者:日高水穂